【Python】数値型の演算子を確認しよう!

こんにちは!

皆さんは、Pythonの数値型の演算子をしっかりと押さえていますか?

Python初心者
いっつも累乗の計算方法を忘れちゃうよー泣

確認のために、数値型の演算子をまとめます。

今回の記事では、以下の内容について紹介します。

  • 数値型について
  • 数値型の演算子

数値型

Pythonの数値型3種類

Pythonの数値型には、
「int」:整数
「float」:浮動小数点数
「complex」:複素数
の3種類があります。

Pythonの数値型の特徴

Pythonの数値型は、型混合の算術演算に完全に対応しています。

ある二項算術演算子の被演算子の数値型が互いに異なるとき、より狭い方の型の被演算子はもう片方の型に合わせて広げられます。

例えば、int型とfloat型の算術演算を行う場合には、int型はfloat型に変換されて演算を行います。

x = 1
y = 2.3

print(x + y)
3.3

数値型の演算子

数値型演算の表

全ての組み込み数値型は以下の演算に対応しています。

演算 結果
x + y xとyの和
x – y xとyの差
x * y xとyの積
x / y xとyの商
x // y xとyの商を切り下げたもの
x % y xとyの剰余
-x xの符号反転
+x xそのまま
abs(x) xの絶対値
int(x) xの整数への変換
float(x) xの浮動小数点数への変換
complex(re, im) 実部re虚部imの複素数
c.conjugate() 複素数cの共役な複素数
divmod(x, y) (x // y, x % y)からなるペア
pow(x, y) xのy乗
x ** y xのy乗

四則演算

四則演算は、「+」「-」「*」「/」で行います。

以下のプログラムは、四則演算の例のプログラムです。

x = 30
y = 4

print(x + y)
print(x - y)
print(x * y)
print(x / y)

実行結果

34
26
120
7.5

商の切り下げ、剰余

以下のプログラムは、商の切り下げ、剰余を計算するプログラムです。

print(x // y)
print(x % y)

実行結果

7
2

符号

以下のプログラムは、符号を変化させるプログラムです。

print(-x)
print(+x)

実行結果

-30
30

絶対値

以下のプログラムは、絶対値の計算を行うプログラムです。

print(abs(x))
print(abs(-x))

実行結果

30
30

変換

以下のプログラムは、型変換を行うプログラムです。

x = 1.23
y = 4

print(int(x))
print(float(y))
print(complex(x, y))

実行結果

1
4.0
(1.23+4j)

共役な複素数

以下のプログラムは、共役な複素数を計算するプログラムです。

print(complex(x, y).conjugate())

実行結果

(1.23-4j)

商と余り

以下のプログラムは、商と余りを計算するプログラムです。

x = 30
y = 4

print(divmod(x, y))

実行結果

(7, 2)

累乗

以下のプログラムは、累乗の計算を行うプログラムです。

print(pow(x, y))
print(x ** y)

実行結果

810000
810000

まとめ

今回の記事では、以下の内容について紹介しました。

  • 数値型について
    →「int」「float」「complex」の3種類
     型混合の算術演算に完全に対応
  • 数値型の演算子
    →16種類紹介
Python初心者
たくさんあるから頑張って覚えないといけないね!

しっかりと演算を理解して、行いたい演算をできるようになりましょう!

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