こんにちは!
皆さんはリストの追加・挿入・削除などの操作をしっかりと行えていますか?
今回の記事では、主に以下の3つを紹介します。
- 要素の追加方法
- 要素の挿入方法
- 要素の削除方法
要素の追加方法
「append()」を使用することで、リストの末尾に要素を追加することができます.
以下のプログラムは、listの末尾に4、5を追加するプログラムです。
list = [1, 2, 3]
list.append(4)
list.append(5)
print(list)
実行結果
[1, 2, 3, 4, 5]
要素の挿入方法
「insert()」を使用することで、指定の位置に要素を挿入することができます。
以下のプログラムは、listのインデックス番号3に4を追加するプログラムです。
list = [1, 2, 3, 5]
list.insert(3, 4)
print(list)
実行結果
[1, 2, 3, 4, 5]
要素の削除方法
指定の位置の要素を削除
「pop()」を使用することで、指定の位置の要素を削除することができます。
pop()で位置を指定しない場合(引数の指定なしの場合)には、リストの末尾の要素を削除します。
以下のプログラムは、listのインデックス番号1の要素と末尾の要素を削除するプログラムです。
list = [1, 2, 3, 4, 5]
list.pop(1)
print(list)
list.pop()
print(list)
実行結果
[1, 3, 4, 5]
[1, 3, 4]
プログラム例)
list = []
list.pop()
実行結果
Traceback (most recent call last):
File "list_pop.py", line 2, in <module>
list.pop()
IndexError: pop from empty list
if文や例外処理などを用いて、エラーが出ないようにしましょう。
以下のプログラムは、空のリストにpop()を実行しても、if文によりエラーが出ないようにしているプログラムです。
list = []
#リストが空の場合はスルー
if list:
list.pop()
例外処理は下記記事を参考に試してみましょう。
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指定の値を削除
指定の値を削除するには、「remove()」を使用します。
remove()を実行すると、リスト内で一番初めに出現する指定の値を削除します
以下のプログラムは、list内の要素が3である部分を削除するプログラムです。
list = [1, 2, 3, 4, 5]
list.remove(3)
print(list)
実行結果
[1, 2, 4, 5]
プログラム例)
list = [1, 2, 3, 4, 5]
list.remove(6)
print(list)
実行結果
Traceback (most recent call last):
File "list_remove.py", line 3, in <module>
list.remove(6)
ValueError: list.remove(x): x not in list
popの場合と同様に、if文や例外処理によってエラーが出ないようにしましょう。
以下のプログラムは、list内に存在しない値をremove()によって指定してもエラーが出ないようにしているプログラムです。
list = [1, 2, 3, 4, 5]
target = 3
if target in list:
list.remove(target)
print(list)
実行結果
[1, 2, 4, 5]
指定の値を複数個削除
while文とremove()を組み合わせると、リスト内の指定の値を複数個(全て)削除することができます。
以下のプログラムは、list内の要素が2である部分を全て削除するプログラムです。while文を用いて、エラーが出ないようにしています。
list = [1, 2, 3, 2, 1]
target = 2
while target in list:
list.remove(target)
print(list)
実行結果
[1, 3, 1]
まとめ
今回の記事では以下の手法を紹介しました。
- 要素の追加方法
→「append()」 - 要素の挿入方法
→「insert()」 - 要素の削除方法
→「pop()」
「remove()」
しっかりと使用法を覚えておきましょう!