こんにちは!
皆さんは大学入学共通テストというものをご存知ですか?
大学入学共通テストというものは、簡単にいうと来年度からセンター試験から置き換わるテストです。
大学入学共通テストでは、国語、数学の記述式の導入が予定されていましたが、ニュースで文部科学省が見送りの方針であることが報道されました。
そこで今回は、なぜ延期になったのかと、僕の意見を述べていきたいと思います。
なぜ延期に?
大学入学共通テストでの記述式の導入には、採点に関する面だけでも以下のような様々な問題があげられていました。
- 採点に時間がかかる
- 採点の正確性
- 採点基準のばらつき(採点者によって点数が変わってしまう)
- 自己採点が正確にできない
結論を述べると、文部科学省はこれらの問題を現状では解決できないと判断したため、大学入学共通テストは延期になる予定です。
そもそもなぜセンター試験から大学入学共通テストに変更になるのか
センター試験が廃止になり、大学入学共通テストに変更される理由は何なのでしょうか?
それは知識を覚えておけば解けるという「知識偏重」の教育から、覚えた知識を活用する「応用力」を伸ばす教育にシフトチェンジするためです。
という文部科学省の言い訳はさておき、詳しくは述べませんが、一部では利権がらみではないかと噂されています。
記述式の採点は、とある会社に委託することになっていたため、ギリギリまで記述式の延期を決定しなかったのでしょう。
僕の意見
僕はもともと、センター試験から大学入学共通テストへの変更は不必要だと思っていたので、延期されたことは良いことだと思います。
そもそも、センター試験で基礎的な知識をしっかりと覚えて使えるかを判断して、各大学の二次試験で応用力を図るという大学入試の構造が確立していたにも関わらず、その構造を変更するのはおかしいとは思いませんか?(やはり利権が絡んでいたのかもしれません)
今年度の入試では、例年と比べて大学入試の出願傾向が大きく変わると予想されています。
今年度の入試で落ちてしまったら、センター試験から大学入学共通テストに変わってしまうからですね。
多くの方が安定志向で志望校を下げて出願すると思います。
しかし今回の延期により実際は、大学入学共通テストに変わっても問題傾向の劇的な変化はなく、これまでのセンター試験とそれほど変わりのない問題が出題されるかもしれません。
そうなった場合には、自分の実力で受かるかどうかギリギリのところを受験するのか、志望校を下げて受験するのか悩みますね。
センター試験後にある程度の傾向は、予備校などのデータからわかるとは思いますが、意外な大学の倍率が激増してしまうかもしれません。
そうなると、センター試験が変更されなければ合格していた人が落ちてしまいます。
文部科学省の安易な考えで受験生の人生を左右しないで欲しいものですね。
まとめ
いかがでしたか?
大学入学共通テストの国語・数学の記述式の導入が延期が濃厚になりました。
これによって、センター試験の出題傾向を少し変えたものが大学入学共通テストになってしまいました。
出題傾向を少し変えただけなら名前を変更する必要はなかったのでは?と思います。
大学入学共通テストの導入を決定する前に少し考えれば、高校生の混乱を招く必要はなかったと思います。
文部科学省には、自分たちの利益だけでなく、学生の利益を最優先して活動して欲しいですね。
受験生の皆さん、頑張ってください。