こんにちは!
皆さんは、1行が長くなって見にくくなったという経験はありませんか?
1行を80文字以内に収めた方が良いよね!
Pythonのコーディング規約のPEP8では、1行を80文字以内に収めた方が良いとされています。
長い1行のコードを複数行に改行して書くのは、「バックスラッシュ」を使ったり、「括弧」を使ったりすることで、実現できますよ。
今回の記事では、以下の内容について紹介します。
- バックスラッシュを使って改行する方法
- 括弧を使って改行する方法
バックスラッシュを使って改行
Pythonでは、バックスラッシュ「\」は継続文字として扱われています。
そのため、バックスラッシュの後の改行は無視され、行が継続されているとされます。
それでは改行を行なったサンプルコードを見てみましょう。
ソースコード
sum = 1 + 2 + 3 \
+ 4 + 5
print( \
sum)
実行結果
15
このように、式の途中で改行しても、1文が継続しているとみなされています。
文字列の場合も見てみましょう。
ソースコード
str = 'aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa'\
'bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb'\
'ccccccccccccccccccccccccccc'
print(str)
実行結果
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaabbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbccccccccccccccccccccccccccc
上記のように書くことで、文字列でも改行することができます。
括弧を使って改行
Pythonでは、括弧の中では改行することができます。
Pythonの括弧には、「()」「{}」「[]」の3つがありますね。
みんなも実は括弧の中での改行をしたことがあると思うよ!
「{}」は集合、「[]」はリストで使われていますね。
そのため、今回のような場合では、「()」を使います。
ソースコード
sum = (1 + 2 + 3
+ 4 + 5)
print(sum)
実行結果
15
()の中で改行しても、1行としてみなされていますね。
また、バックスラッシュの時と同様にすることで、文字列の改行も行うことができます。
まとめ
今回の記事では、以下の内容について紹介しました。
- バックスラッシュを使って改行する方法
→Pythonでバックスラッシュ「\」は継続文字 - 括弧を使って改行する方法
→「()」を使用
2パターンもあるって知らなかった!
皆さんも使いやすいと思った方を使ってみましょう!